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「MediaRAKUTO」発刊にあたって
混迷の時代、
“ アクティブ・ラーニング ” を軸に
人と社会をつなぎたい
編集長 仙波千恵子
教育改革のカギと言われる “アクティブ・ラーニング”。
新しい風が日本の教育界に吹きこみ、各現場での模索が進み、社会や家庭への情報もあふれるように出始めています。しかし、これが、「学校」だけの話ではなくて、社会全体の将来と、今を生きるひとりひとりの人生に関わる動きだということをご存知でしょうか。
今、社会は混迷し、さまざまな課題を抱えています。毎日の生活にも、世界全体にも、答えがひとつでない問題があふれています。
この時代を、前向きに確かに生き延びていく力を、子どもたち・個人・社会全体に育みたいと考えるとき、その道こそが、“アクティブ・ラーニング”の実践そのものであることに、私達は気づかされるのではないでしょうか。
子どもたちのイキイキとした学びに触れることは、純粋に、とても心地のよいものです。子どもにとっても、その育ちが、幸せであると思います。
それを大切にしていく、「待ったなし」と言われるこの動きに、教育関係者や子どもを育てる人達はもちろん、今を生きるみなで関わりあい、道を拓き、創出し、共に新しい明るい未来にたどりつくために何かしたいと、「MediaRAKUTO(メディアラクト)」は、考えました。
「MediaRAKUTO」は、それをミッションとし、“アクティブ・ラーニング”を推進する教育改革の最新情報をはじめ、先進的なとりくみの様子や、これからの時代につながる社会の動き、子育てや暮らしのありかたをメインテーマにした記事コンテンツの配信をしていきます。また、アクティブ・ラーニングにまつわる講座・研修なども提供していく予定です。
“アクティブ・ラーニング”は、まだまだ満足に、その姿を現してはいません。本質をとらえた動きが各現場での急務とされており、常に先端の確かな情報や技術が的確に共有されていくこと、広い範囲に渡って社会の知恵や技術がとりいれられていくことなども、ますます必要とされていくことでしょう。そのお手伝いをさせていただきたいと考えています。
「MediaRAKUTO」は、小学生を中心に新しい学習スタイルを開発提供してきた学習塾「RAKUTO」から立ち上がったプロジェクトです。RAKUTOは、これからの国際社会を生き抜く人材を育てることを考え、「子どもたちのために、本当の意味での楽しくためになる学びを」という思いで、実践を重ねてきました。2011年の震災や、国内外のさまざまも経て、さらに想いを重ねながら、現在の教育界の動きの波を迎えたところです。今、新たに「MediaRAKUTO」のプロジェクトを進めることで、見えてくること、生み出せるものがあるとも感じています。
「“その未来”に、みんなで行こう」というのが、創刊にあたっての、私たちからの思い、そして、呼びかけです。
“その未来”。あなたが、大切な人々と共にたどりつく未来は、どんな姿をしていますか?